指揉みをしていると、自然にこちらと相手の波紋のハーモニーになります。
それは、相手の指に触れた瞬間にはじまります。
指の感触、その弾力から生じる周囲への波紋の拡がり。
それとぼくの指の弾力から生じる波紋が、共振して生じる波紋。
指から揺らすように揉みはじめると、揺れの波紋にリズムや強さ、衝動に似たエネルギーが乗っていきます。
あとは、それを眺めるように指揉みを続けるだけ。
以前は、その波紋や衝動に似たエネルギーを中心に感覚のフォーカスを当てていたのですが、
最近は、まず丹田に心(意識)を置き、そこからそれらを眺めるように感じています。
揺れのリズムや強さ、衝動のようなエネルギーは、丹田を通して丹田から生じ、流れ、拡がり。
以前は、波紋の拡がりや衝動に似たエネルギーなどに、その時々で感覚のフォーカスを振り向けていた感があるのですが。
今は丹田または丹田の少し後方から、広角レンズで眺めるように感じられます。
安定感。(^^)
とはいえ、こうして安定してきたのは昨日くらいから。
それまでは、フォーカスの当て方がぎこちなかったり、フォーカスの当て方がわからなくなって途方に暮れたりもし。
なにはともあれ、ひとまずの落ちつきどころが見つかって、ひと安心です。
フォーカスの当て方を変えてから、以前よりも波紋や衝動に似たエネルギーを色濃く感じるのですが。
感覚の繊細な患者さんは、こちらが何も言わなくても感覚をフィードバックしてくれます。
「あ、今、肩と首の詰まりが……」など、こちらが感じている衝動のようなエネルギーの流れと同様な感想を言ってくれたりし。
共振している感覚がお互いに共有しているものだと、ある程度チェック出来るので有り難いのです。
ほとんどの患者さんは特に何も言いませんが、その辺はこちらの手応えと体の変化具合で判断。
マッサージの成果結果は、患者さんの言葉よりも何よりも、患者さんの体の変化で把握するのが一番なのです。
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