指揉みの練習(ひとりで)







ひとりで指揉みの練習をしようという人は、たぶんいないのではないかと思います。
ぼく自身、朝一番の治療前に、たまに体をゆるめるためにちょっとやることがあるくらいですし。

でも、丹田を意識するようになってから、ちょくちょく短時間やるようになりました。
朝、体を目覚めさせるためにいろいろ伸びをするのですが、たまに体が冷えていたり澱んでいたりすると、体から「伸びたい」という内発性が出てこないことがあります。
こんな時に、この指揉みの練習をやると、短時間でも体が暖まって自然に「伸びをしたい」という欲求も湧き出してきます。

やり方は簡単。
正座の場合は、座って上半身の無駄な緊張をゆるめ、丹田あたりに呼吸をいれてお腹や横腹、腰の皮膚が吸気とともに軽く膨張して張る感じを意識します。
そして、丹田から体を上下にリズミカルに揺らします。

丹田を意識する前は、丹田を前に押し出すように揺らしていたのですが、丹田を意識するようになってからは、丹田を真下に押すように揺らしてます。
この方が重心が落ちてよい感じです。

小刻みに揺れたり、ちょっと大きめに揺れたり、体の感じに任せて揺らしていると気持ちよいです。
(実際に患者さんに指揉みをやっている時は、体や揺れに任せています)
やっているうちに、体を横に、ヘビのように背骨ををうねらすように揺らしたくなったりしたら、そうします。
また、伸びをしたくなったり、縮めたくなったら、積極的にやってみます。

気持ちよい伸びが出てくると自然にアクビが出、終わった時には顔中涙でぐしょぐしょになるので。
必ずタオルやティッシュを用意してます。

床での治療の場合は、上記のように正座して指揉みを行いますが、普段の治療は治療用ベッドでやってますから、立った状態で行います。
この立った状態での指揉み練習は、気功の鍛練法である馬歩にちょっと似ています。

立って膝を軽く曲げ、上半身の無駄な緊張をゆるめて、丹田から体を上下に揺らします。
これで手の平を下に向けると、馬歩とほとんど同じ。
ですが、正座の時と同様に、からだをうねらせたり伸びがしたくなったら、積極的にそうしちゃいます。

時間などは超テキトー。
やりたくなった時がやりたい時。
やめたくなった時がやめる時。

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