02年8月14日 †
英語のトップページとプロフィールが、なんとなく出来た。
次は英語ページ用の「What is Anma」という、按摩を紹介するページ。
しかし、これがなかなか進まない。
という訳で、書きたいことをツラツラとこのページに書いてみようか。
ほとんどメモ代わり。(^^;
●忘れられようとしている言葉「按摩」
町で見かける「マッサージ治療院」。
ホテルや旅館、またはサウナで受ける「マッサージ」。
少し前流行った「クイックマッサージ」。
これらはみんな「マッサージ」と呼ばれているけれど、そのほとんどが手技的にはコテコテの按摩だ。
衣服の上から主に親指で揉んでいく手技は、日本の伝統的按摩以外の何ものでもない。
衣服の上から主に親指を用いて、持続的にじわ〜っと瞑想的に押していくのは指圧。
按摩のように揉む動きはない。
マッサージは、基本的には肌の上から直接働きかける。
その為、オイルやパウダーを使用することが多い。
オイル・マッサージ、アロマ・マッサージ、スポーツ・マッサージなどなど。
まあね、按摩は日本トラディショナル・マッサージとも言えるから、広い意味ではマッサージと呼ぶのも間違いではないのだけれど。
それにしても「按摩」という言葉を使わなさ過ぎる。
こうしてたぶん、一般の人たちの中から「按摩」という言葉は忘れ去られていくんだろう。
●日本の風土で培われた按摩
正式に按摩が、中国から朝鮮を経由して輸入されたのが奈良時代。
この時は最先端の医療技術だったはず。
それが江戸時代、一気に庶民の中に按摩が拡がっていく。
そう、そう。
座頭の市っつぁん(座頭市)の職業も按摩さん。
この江戸時代、「本来医療技術である按摩が、ただの娯楽・慰安に堕してしまった」と著書に書いている人がいたから、このあたりで按摩は立派な娯楽・慰安として庶民の中に定着したのだと思う。
うむ。
素晴らしい。(^^)
日本人のからだに対する繊細さ、からだに対する尊敬の念、というのは、日本人にとっては当たり前なことなのでそれほど意識されることはない。
このからだに対する姿勢は、日本人の大自然との向き合い方と似ているかも知れない。
(最近はそれも、随分と変わってきたけどね (^^;)
決して自然を征服しようとはせず、自然の中に「生かされている」という姿勢。
自然を自分の都合のよいように変えていくのではなく、自然を受け入れて工夫して生きていくという姿勢。
その姿勢が、庶民の中に浸透していった按摩の中に最大限に活かされるようになった。
と、私は思う訳ですよ。
からだを能動的に治療、操作、矯正または強制したりするのではなく。
相手のからだに内政干渉することなく。
受動的に優しくいたわりを込めて、触れる。
日本人特有の繊細さ、細部に至るまでのこころ配りを持って。
親指でからだの隅々まで触れていく。
これが按摩のすべて、と言ってしまっても過言ではないでしょう。
これで、癒されるべきものはごく自然に、氷が溶けるように癒されていくし。
そうではないものは、しかるべき時間をかけて、ゆっくりと、そのからだが必要とする時間をかけて癒されていく。
何とも情緒的なものに見えるかもしれないけれど。
だって、からだは情緒的なんだもん。
とかね。
うはは。
やっぱ、まだ全然まとまらないっす。(^^;;
もっと練らないとなぁ。
02年8月16日 †
からだに触れる。
その感触にはいろいろな表情がある。
「凝り」や「張り」だけでは表現出来ない、様々な表情。
皮膚や皮下組織、筋肉、そして骨の感触にまで、いろいろな顔がある。
例えば。
筋肉の表情に「頑張っている」「堪こらえている」という感触があったとして。
その中にもまた、いろいろな声がある。
その、「頑張っている」「堪こらえている」が、外に向かって訴え掛けているもの。
「ぼく(わたし)はこんなに頑張っているんだっ!ガルルルゥーッ!」
みたいなヤツ。
それとは逆に、引き籠もって、ホントに耐えているもの。
「くっ……。くそっ……」
今日の患者さん。
後者だった。
按摩だけでは抜けない感じがあったので、最後に動いてもらう。
うつ伏せで、片足で後ろを押すように、片足で突っ張るように、ギューと押して(伸びて)、「ふぅ〜〜」と脱力。
脱力した途端、押した足がうろうろ動く。(^^;
「今どんな感じ?」と聞くと。
「あ、足が暴走してる……。 (^^;;」
なので、いそいそクッションを足許に置き。
「これ、蹴ってみて」と言うと。
バシッ! バシッ! バシッ!
と、勢い良く、ノリノリで蹴る。
うはは。
いいなぁ、こうゆうの。
エネルギッシュでいい。(^^)
美しいくらいだ。
気が済むまで蹴った後、「お腹に収まったぁ」とスッキリした顔で言う。
溜まってる時は、ノリノリの音楽をかけて、ガンガン踊り狂うのもいいっす。(^^)
と。
日記のネタにしちゃいましたぁ。( ^ ^ ゞ (>これ読んでるその患者さん)
02年8月19日 †
友だちに頼まれてホームページを作っている。
それがやっと昨日公開出来た。
「いきいきらいふ・在宅ケア・はりきゅうマッサージ」
http://www.geocities.co.jp/Beautycare-Venus/4185/index.html
我ながら、けっこう綺麗な出来。(^^)
自分のHPもこれくらい綺麗に作りたいのだが。(^^;
いくつかの掲示板で告知したり、検索エンジンに登録したりして。
けっこう順調にアクセス数が伸びている。
02年8月29日 †
自分のHP、ほとんど手を着けていない。
かなり楽しい作業が続いていたから。
友だちの「いきいきらいふ」もそうだったし、「温古堂ノート」も楽しかったなぁ。
1ページに収まる絵とちょっとした文。
絵本のような……。
最初のページは真ん中から円が拡がるように開き、一枚一枚のページはページめくりのようにスライドしながら開く。
っていうのは、インターネットエクスプローラだけでネットスケープでは反映されない。(^^;
絵/まるさん 文/コンさん
「温古堂ノート」
という訳で、そろそろ自分のHPに取りかかりたいけど。
英語ページ2〜3ページは出来ているんだけど、まだ中身が固まらない。
出来るだけ言葉は減らしたいし。
何せ英語は、ねぇ。( ^ ^ ゞ
02年9月8日 †
試しに、LYCOSの無料サービスで日記帳を作ってみた。
わざわざHTMLで作らなくて済むので、めちゃ楽。(^^)
ただ、あんまり楽なので、無駄なおしゃべりが多くなりそうでコワイ。
なんと日記帳を作ると漏れなくTripodのHPも付いてくるので、作りかけの英語ページもアップしてみた。
「An Anma-san of the neighborhood」という題名にしてみたのだけれど。
英語のニュアンスってよく分からない。
今日ちょっと調べてみたら、「The Anma-san nextdoor」という文の方が良いような……。
明日書き換えてみるかな。
02年9月10日 †
なんだか秋。(^^)
こんな日はマーボー豆腐だ。
玉ねぎとニンニク、生姜を細かくみじん切り。
ごま油でよ〜く炒める。
きつね色に、そして原型をとどめないくらい、弱火でシッカリ炒めたら。
合い挽きの挽肉を入れ、これまた炒める。
水を入れて沸騰したら、アクを取る。
お好みで。
人参、きのこ類(今回はしめじとエノキ。ホントは乾燥シイタケがダシが出ていいのだが)、と、何故かコンニャク。
豆腐を入れて、長ネギを一本小口切り。
味噌と醤油で、けっこう濃い目に味付けをし。
豆板醤か赤唐辛子で辛味をつけて……。
うはは。
あとは片栗粉を入れれば……。
……。
な、ないじゃん、片栗粉。(^^;;どひゃ〜
という訳で、急遽じゃがいも一個をすり下ろし。
仕上げにとろみをつけて完了。
旨い!(^^)
この、玉ねぎ・ニンニク・生姜のベースに、味噌・醤油での味付けは。
インドに長期滞在した時なんか、これだけでラーメンもどきなスープになるのであった。
02年9月11日 †
ただ今「チュアカ」の書き足しを計画中。
元の「ヒーリング・マガジン」には、「チュアカのあとがきに変えて」という文が付いていた。
それをHP版にも付け加えようかと思っているところ。
02年9月14日 †
今日は久しぶりの瞑想会だった。
朝イチの瞑想は、珍しく「ダイナミック・メディテーション」。
ホント、いい瞑想だ、「ダイナミック」ってば。
最初から最後まで、すべてが気持ちいい。(^^)
「激しい呼吸」はほんとダイナミックになれるし。
「カタルシス」ももちろんいい。
久しぶりに大声上げて、好き勝手に暴れれば、普段は気づかない溜まったものがガシガシ排出されちゃう。
「フーッ! フーッ!」と両手を真っ直ぐ上に上げてジャンプするやつは。
くぅ〜、これがまた好きなんだな、ぼくは。
ジャンプして、カカトを大地に打ち付ける。
すると、自然に天に向かって伸び上がる。
落ちること、大地に委ねること……それが伸び上がること。
しかし、歳を取るっていいなあ、と思う。
若いころは、体力や筋力で突き進んでいたものが。
歳を取ってくると、自然にエネルギーの流れに委ねられるようになる。
っていうか、ガムシャラな体力、筋力が使えなくなるだけなんだけど。(^^;
それでいて、若いころよりダイナミックな瞑想になっちゃうんだから。
歳取るのはいい。(^^)
それに。
あの若いころの、うっとしい、ムンムンとした、無駄な性欲が無くなってくるのも素敵。
枯れていくのは愉し。(^^)
02年9月17日 †
「チュアカ」の図解は「膝」で止まったまま。
「骨盤」までは作ってあるのだけれど、いまひとつシックリとしたものになっていない。
……と。
英語ページに「チュアカ」の原文英語テキストを掲載しようと思い。
そいえば、友人が原文を翻訳したものがあった事に気づいた。
もちろんテキストのみで、図はないのだけれど。
それでも、試してみたい人には役に立つ。
うん。
この、原文をそのまま翻訳したものをHPに掲載しよう。(^^)
ところで、原文英語テキスト掲載は問題があるようだったら連絡下さい。
>関係者各位さま。
患者さんとお茶を飲んでいたら。
「先生は、ホントお茶が好きなんですねぇ」と言われ。
昔の事を思い出した。
鍼灸学校の受験に落ちて、一年浪人してた頃(だったと思う)。
一年に満たない期間だったけれど、「削蹄師」助手をしていた事があった。
「削蹄師」とわ。
牛の爪切り屋さんの事。
牧場を廻って、牛の爪を切る仕事。
野原を駆け回らない、主に牛舎で飼われている牛たちは。
本来なら駆け回る事で、自然に蹄が削れていくのに。
そうはならず、ぶにゅ〜んと爪が伸びてしまう。
爪というか蹄は、主に前下方に斜めに伸びる。
そうすると、地面に立つ足の角度がだんだんと倒れるようになってしまい。
牛の姿勢が悪くなる。
ま、骨格が歪む訳。
骨格が歪むと病気になりやすいのは人間も同じだけれど、牛の場合は牛乳の出にも影響したりするから、牧場主としてはけっこう気になるところかも知れない。
他に、品評会に出す牛のおめかし、っていう場合もある。
で、思い出したのは。
山形の牧場に行った時の事。
朝8時頃牧場に着くと、「よく来てくれましたねぇ。ささ、まずは一服して下さい」と。
美味しい日本茶と、お皿に山盛りの漬け物が出た。
……感激した。
山の中の牧場で、ゆっくりと日本茶をすすりながら、手作りの漬け物をいただけるなんて。
日本茶あんど漬け物大好き人間にはたまらない。
ゆっくりと一服し。
少し仕事をしたと思った10時頃。
「ささ、お茶でも」と。
またまた美味しいお茶と漬け物が出される。
くぅ〜。(^^) (^^)
削蹄師の親方は、うれしいような(仕事がはかどらず)困ったような……。
朝イチ、10時、お昼、3時と。
お茶と漬け物のもてなしを受けて。
この土地の文化なのか、それともこの家の文化なのか分からないけれど。
とにかく。
日本っていいな、と思った。
という事を思い出していたのです。
02年9月23日 †
「操体法・実技入門」をスタート。
作りたいものがいっぱいあって、どれから手を付けようか悩んだりするけど、取り敢えずこれから、かな。
きっと同時並行で、いくつかやっていくと思うけど。
「操体法・実技入門」は、10数年前操体法教えていた時に作ったテキスト。
最近読み返してみたら、「おぉ、そうだったか」と、自分でも忘れていた基本的な事が書いてあったりして、10数年前の自分に感心したりしてる。(^^;
1ページ出来たので、英語ページも作ってみた。
一度「EXCITE エキサイト」の翻訳ページで英文翻訳してから、細かいところを手直ししていく。
いや、しかし。
自慢じゃないけど、英語はわからん。( ^ ^ ゞ
特に冠詞はワケワカメ。
a だの the だの、はたまた冠詞なしだの。
その冠詞を使う意味やニュアンスが全然分かっていない。
冠詞の使い方次第では、文章の意味が全然違ったりするらしいんだけど。
ま、「なんちゃって英語」ではあるけれど、なんとなくでも伝わってくれい。 (お願いだ)
その内世界の人々ともお友だちになって、コミュニケーションしてみたい。
せっかくのインターネットだし。
メールのやり取りなんかも、翻訳サイトがあれば何とかなるかも知れないしさ。
暇つぶしに「anma」で検索をかけてみたら……。
どひゃ〜、いっぱい出てくる!(@o@)
世界中には、按摩仲間がたくさんいるのかも。