五十肩? が消えた

痛み出現

え〜と、現在51歳です。

 

数日前の朝、左肩関節の痛みで目が覚めました。

筋肉痛のような痛みが肩先に走ります。

 

その日は「筋肉痛だよね」という感じ。

それでも、ある角度やある動きで「ズキッ」と痛みが走ります。

「も、もしかして、、、五十肩? いや、いや。単なる筋肉痛でしょう。(^^;」

 

 

そして次の日。

痛みは、関節の際から三角筋まで走るようになっていました。

按摩の仕事中、軽擦法で遠方から手前に腕を引く時、左肩三角筋に「ズキッ」。

こ、これって、典型的な五十肩の症状です。(^^;

痛みが出てから、三日後が痛みのピークだったでしょうか。

 

五十肩の痛みイラスト

 

 

更年期的五十肩

ところで、これはぼくの経験的推測のお話。

五十肩は、人生の変わり目、価値観の転換期に起こるという印象があります。

 

例えば、成熟期から老齢期に変わる時、それ相応な価値観の転換が求められると思います。

植物でいえば、大きく花開く開花期から種を作り出す結実期に向かう訳ですから、外向的だったエネルギーは当然収斂する内向的エネルギーへと向きを変えます。

こんな時、相変わらず外向的な価値観を持ち続けていれば、生体としての流れに反しますから、自ずと何らかの葛藤、歪みが生じます。

 

人によってその葛藤や歪みの出方は異なりますが、それが五十肩や鬱といった症状で現れることもあるのではないか、というのがぼくの経験的推測です。

もちろん、医学的根拠はまったくありません。

 

ところで人は、価値観の転換を迫られたとしても、なかなか慣れ親しんだ価値観や人生運営方法を手放せなかったりし。

無意識に、脇をギュッと締めるように自らを守る体勢を保ちます。

この結果、肩関節を形成する上腕骨が肩甲骨の関節部に引きつけられるように、脇の下の筋肉が緊張し凝ります。

多くの五十肩に見られる典型的な凝りがこれです。

 

普通痛みが出るのは、凝っていて痛みが出ている部分が原因だと思われ勝ちですが、その反対側(裏側)に原因があることが多いです。

例えば五十肩だと、脇の凝りや緊張がそれ以上伸びないように、反対側の関節周囲(三角筋など)を緊張させたり痛みを出現させたりする、そんな感じです。

 

浮かんで来た後悔の想いたち

五十肩様の痛み、症状がピークだった三日目の夜。

肩には、痛み、とまではいかないものの、ただ寝ていてもジンジンというような違和感があり。

布団に入ったまま、なかなか寝付けずウトウトまどろんでいました。

すると、青年時代からの思い出が浮かんで来ます。

それも、悲しかったり、悔しかったり、思い残しているような様々なことが。

 

はじめて付き合った彼女に振られた時のこと、結婚した親友に手作りのランプをプレゼントしたものの自分的には時間が足りずに満足出来ないものを贈ってしまったこと、エトセトラ、エトセトラ……。

後悔の残る様々なことが浮かび上がって来て2、3時間。

それらの思い出を包む空気が変わった気がしました。

試みに、最初に浮かんだ来た彼女に振られた状況を再度思い出してみると、悲しさやつらさという背景感が消えています。

親友へのプレゼントも、我ながら頑張った感に変化しており……。

 

ん?

と、気がついてみると、肩の違和感がありません。

起き出して、肩をいろいろ動かしてみるも、五十肩様の痛み無し。

次の日の朝、若干痛みの残像が残っていたものの、五十肩様の痛みは消えてしまいました。

 

あの時の痛みが、本当に五十肩だったのかどうかは定かではありませんが。

そんな興味深い出来事がありました。