心と体を癒すセルフマッサージ「Chua'KAチュアカ」
下肢 -行動することへの恐怖-

下肢 -行動することへの恐怖-

範囲/膝の下からくるぶしまで

手にオイルを取り、充分に暖め伸ばします。
手の平に〈カツ〉を呼ぶように。

〈カツ〉と共に、膝の下からくるぶしまで、脛(すね)やふくらはぎにまんべんなくオイルを塗ります。
膝を立て、脛骨の平らな部分を、両手の四指でブラシをかけるように、上から下へと両手で交互に滑らせます。

脛に触れてみると、板状の平らな骨が分かるはずです。
その骨の上に微かな凸凹をよく感じながら働きかけてみて下さい。

[2]で働きかけた脛骨の外側の際(きわ)と、前脛骨筋(足の三里のツボのある筋肉)の間の溝を、四指の先端または母指の先端で、上から下へと溝を掘るように滑らせていきます。

骨と筋肉をしっかり分け、離すように行います。

脛骨と腓骨の間にある筋肉すべてを、両手の四指または母指でマッサージします。

ふたつの大きな筋肉、前脛骨筋や腓骨側に走る腓骨筋を、よく意識し把握してみて下さい。
そして、そのふたつの筋肉の間の溝も、よくマッサージしましょう。

足首(内くるぶしと外くるぶしの間)を、両手の四指の先端で、八の字を描くようにそうじします。

この箇所にはさまざまな靱帯や腱が存在します。
注意深く、細部の感覚を蘇らせるように働きかけてみて下さい。

脛骨の内側の際に、両手の母指をえぐり込ませるように差し入れ、上から下に滑らせていきます。

骨と筋肉をしっかりと分け、離すように。

アキレス腱を母指と示指ではさみ、上に、そして下に向かってよくマッサージします。

アキレス腱が踵骨に付着している部分にも、丁寧に働きかけて下さい。

また、アキレス腱と内くるぶしの間、または外くるぶしとの間の溝に対しても、深く溝を掘るように働きかけます。

まず両手の四指の指先をカギ型に曲げ、ふくらはぎの中央に当てます。
母指は脛に添えるように。

アキレス腱付近から膝の裏に向かって、四指の先端でふくらはぎをえぐるように、すくい上げるように滑らせます。

母指と他の四指でふくらはぎをしっかりと深くつかみ、ゆっくりと引き上げるようにマッサージします。

片手が膝の裏まで達したら、もう片方の手で同様に下からもみ上げ、両手で交互に行いましょう。

10 脛とふくらはぎの好きな場所を、両手でやさしく包みます。

呼吸と共に、そして〈カツ〉と共に、脛とふくらはぎを自由に散歩してみましょう

やり残したと感じる場所や、もっと関わってみたい所には、丹念に働きかけましょう。

「満足したぁ」と感じたら終了です。


参考:下肢の筋肉