情動エネルギーの開放

体の表情

からだに触れる。

その感触にはいろいろな表情がある。

「凝り」や「張り」だけでは表現出来ない、様々な表情。

皮膚や皮下組織、筋肉、そして骨の感触にまで、いろいろな顔がある。

 

例えば。

筋肉の表情に「頑張っている」「堪こらえている」という感触があったとして。

その中にもまた、いろいろな声がある。

 

その、「頑張っている」「堪こらえている」が、外に向かって訴え掛けているもの。

「ぼく(わたし)はこんなに頑張っているんだっ!ガルルルゥーッ!」

みたいなヤツ。

 

それとは逆に、引き籠もって、ホントに耐えているもの。

「くっ……。くそっ……」

 

情動エネルギーの開放

今日の患者さんは後者だった。

按摩だけでは抜けない感じがあったので、最後に操体法。

 

情動エネルギーが開放された治療例

 

 

うつ伏せで、片足で後ろを押すように、片足で突っ張るように、ギューと押して(伸びて)、「ふぅ〜〜」と脱力。

脱力した途端、押した足がうろうろ動く。(^^;

「今どんな感じ?」と聞くと。

「あ、足が暴走してる……。 (^^;;」

 

なので、いそいそクッションを足許に置き。

「これ、蹴ってみて」と言うと。

バシッ! バシッ! バシッ!

と、うつ伏せのまま、勢い良く、ノリノリで蹴る。

 

うはは。

いいなぁ、こうゆうの。

エネルギッシュでいい。

美しいくらい。

 

患者さん、気が済むまで蹴った後、「お腹に収まったぁ」とスッキリした顔。(^^)