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肚を据えられた体







関係性で悩みを抱えていた患者さん。
どうやら関係性に肚を据えられたらしい。

「こうなったら怖い」「そうなったらどうしよう」という恐怖感が頭がもたげて、ズルズルと相手の態度に依存した関係性を続けて来ていたんだけど。
相手の出方や態度に巻き込まれずに、少なくても自分のスタンスは決められたみたい。

黒く澱んでいた顔色も、スーッと白っぽさが出て綺麗になるし。
感覚も空間に広く拡がるようになるし。
張り詰めていた背中はプニョプニョになったりし。

いやぁ、自分を取り戻すと、体は激変しますね。
感覚が拡がるようになると当然視野も拡がるので、相手を見る視点も変わるはず。
今後、関係性も微妙に変化して来るでしょう。

かなり気になっていた患者さんだったので、超ひと安心です。
良かったぁ。(^^)

丹田と指揉み

丹田が充実した感じや丹田に落ち着く感じがちょっと(だけ?)わかってきたので、指揉みも丹田にくつろいだ状態で行うようにしています。

それまでは、波紋が空間に拡がる感覚にフォーカスを当てながら。
時々足元に充分重心が落ちるように意識しつつ行っていたのですが。



上の図は、Qavimatorという仮想世界ゲーム「セカンドライフ」での3Dアニメーション用に使っていたソフトで作成。
そもそもソフトの仕様で手の指が曲がらないので、指は開いたままですが。(^^;
ふたつ前に書いた「指揉み」の図は床に座った状態での指揉みでしたが、実際の治療では治療用ベッドに寝ている患者さんに対して行っているので、立った状態で指揉みしています。

で、図は。
あくまで感覚を絵にしてみたもので、こんな色が見えているわけではありません。

これまでは、主に空間に拡がる感触にフォーカスを当てていましたが。
最近は、丹田に心を置きながら、同時に空間の感触を感じています。



こうして行うと、実に安定するのです。
センターが定まった状態というか、落ちつきどころがある、そんな感じです。
そして、周囲に拡がる波紋も、前より色濃く感じられます。

肚っていいなぁ、としみじみ思う今日この頃です。

丹田に気が充ちる時

最近は丹田を意識することが多いのですが、キッカケはメインブログに書いた勉強会から。

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2010.04.15

昨日、友人のだるまさんを迎えて練習会を実施。
練習会といっても特に決まったテーマはなかったのですが、なんとなく最近このブログでも書いていた正座や呼吸に関する練習をしようという主旨。

正座での呼吸や気合い等に関しては、だるまさんが専門家なので彼のレクチャーを受けながらスタートしました。

まずは正座して肩や胸、上半身の緊張をゆるめるワーク。
上半身の緊張がゆるんだところで、背中に手を当ててもらいます。
なにやら丹田に重心や力点が集中するような、そんな手の当て方。
息を吸った時に無理なく丹田付近の下半身に息が充ち、周囲の皮膚が気持ちよく伸びるのが感じられます。

この背中(または腰付近)に手を当ててもらったのは、ほんの数分。
手を放した後でも、息を吸うとき丹田に息が充ちる感覚は継続しています。
ぼくの後は、プラバさんが手を当ててもらいました。

さて、こんな簡単なワークだったのですが。
驚くことに、これだけで空気が一変しています。

視界はクッキリとし周囲のものが鮮やかに見えます。
静謐な空間に、意識が鮮明な状態で「在る」、そんな感じです。

深い瞑想や治療中に入る”アレ”と同じです。
例えば、聖域といわれる場所や神社に佇んでいる時の空気のような……。

日本的な「肚(はら)に気が充ちる」とはこういうことでしたか。
う~む。
かなり誤解していました。

「肚や丹田を練る」というのは、もっとこう、なんというか、中国的気功と似ているものだと思っていました。
練る、鍛え上げる、造り上げるもの、というか。

でも、違いました。
上半身に無駄な緊張がなくて重心が定まれば。
そこには丹田がある。
そんな感じ。

誤解していてすみませんでした。> ご先祖様たち m( _ _ )m







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