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感性のなかに成長する -OSHO-







ハラや呼吸に関しては「やっぱりOSHOだよね」と、我が師OSHOの本をいろいろ引っ張り出していたら、ついついOSHOの言葉にハマってしまいました。

OSHOの言葉は、すーっと染みこみます。
そして、この存在に溶けこむような拡がりを感じてしまいます。

しみじみ~。

という訳で、OSHOカテゴリーを作って、時々お気に入りの言葉をアップしてみましょう。

感性のなかに成長する

瞑想は感性をもたらす……世界に属しているという大いなる感覚。
これは、私たちの世界だ。
星々は私たちのものであり、私たちはここで異邦人ではない。
私たちは本質的にこの宇宙に属し、その一部だ。
私たちはその核心だ。

あなたは、草の葉ですら大いに重要性を帯びるほどに感覚的になる。
あなたの感性は、この小さな草の葉が、最大の星と同じように宇宙にとって重要であることをはっきりと知らせる。
この草の葉がなければ、宇宙はいまより少し縮小する。
この小さな草の葉は個性的だ。
それは置き換えできない。
それ自身の固有性を持っている。
そして、この感性が新しい友情を生み出す。
樹や、鳥や、動物や、山や、川や、海や、星たちとの友情だ。
愛が育まれ、友愛が生まれ、生はより豊かになる。

            「新瞑想法入門」第二章 瞑想の開花より

感覚を開いて感性を拡げ、それを育むこと。
それを、ことさら瞑想として意識はしなくても。

自ずと、この世界との友情や愛が育まれるのですね。

Tags: OSHO, 友情, , 感性, 感覚, 瞑想

指揉み -皮膚の状態と感覚・感性-

昨日「指揉み」で以下のように書きました。

皮膚や皮下組織が柔軟で生き生きとしている場合、揺れの波紋は身体外の空間に繊細に拡がります。
逆に、皮膚や皮下組織に精気がなく弾力に乏しい場合、揺れの波紋は身体外には拡がらずに閉塞的な揺れになります。

その時の感覚を絵にすると、こんな感じ。

    


この波紋として感じられるものは、経験的に相手の「身体外への感覚の拡がり」また「感性の拡がり」のように感じています。

波紋が外側に拡がっていれば拡がるほど、感覚や感性は繊細に敏感になります。
ただ、中心が定まっていなかったり、体の重心が腰に落ちていない(地に足が着いていない、グラウンディングしていない状態)場合、感覚や感情、周囲の状況に翻弄されやすくなります。

また、波紋の拡がりが感じられない場合は、身体感覚が閉塞的で思考中心になりがちです。

これらの感触は特に指揉みをしなくとも、当然ながら体(皮膚)に触れた瞬間に感じます。

ところで、この波紋が外側に拡がっている感覚は。
自分の感覚も周囲の空間に拡がって、ものすごく気持ちよいのですが。
ひとりで立ち、指揉みと同じ姿勢で同様に揺れてみても、この時の拡がり感は得られません。

共振、共鳴ならではの感覚なのでしょうか。

指揉み

治療はいつも操体法の「指揉み」からはじめます。
まずは相手の両足の小指の付け根を持ち、揺らすように揉みはじめます。

 詳しくは「操体法実技入門」の「3.指揉み」にあります。

イメージとしては、この指揉みで患者さんにチューニングする感じ。

ぼくの治療では、相手の皮膚や皮下組織の感触が大きなポイントになります。
なぜなら、全身の皮膚は自己と外界を『隔てる場』でもありますが、自己と外界を『繋ぐ場』でもあるからです。

そういった場である皮膚や皮下組織の感触は、その人がどのように外界と接しているかが如実に現れます。
(というのはあくまで個人的な経験論です。一般化出来るものなのかはわかりません。)

指揉みをしている時、お互いの体がリズミカルに揺れているのですが、相手の皮膚や皮下組織の状況により、その揺れは微妙に(感覚的には大きく)異なります。
相手の指を掴んでいる指だけではなく、指を掴んでいるこちらの手や腕、体全身でその揺れの違いは感じられます。

皮膚や皮下組織が柔軟で生き生きとしている場合、揺れの波紋は身体外の空間に繊細に拡がります。
逆に、皮膚や皮下組織に精気がなく弾力に乏しい場合、揺れの波紋は身体外には拡がらずに閉塞的な揺れになります。

いずれの場合でも、揺れやその波紋にこちらの感覚をチューニングしていきます。
波紋が身体外に拡がっていない場合は、その揺れの勢いの質に感覚をチューニングしていき、その感覚をより濃厚にしていきます。
波紋が身体外に拡がっている場合は、その波紋の感覚をより濃厚に感じ取りつつ、同時に揺れの質にもフォーカスを当てています。

指揉みが5本の指で終わった後は、相手の足先を包むように把握して、全身を相手の揺れるリズムに合わせて揺らしますが、この「揺らし」で身体各部の緊張、重さを把握。
その後、仰向けに寝たままで気持ちよく伸びをしてもらいます。

これだけで、先ほど「揺らし」を行った時よりも格段に体はゆるんでいます。

というのが、おおまかな指揉みの説明。
これまでは上記のように、揺れや波紋を中心にフォーカスを当ててきたのですが、正座や丹田を意識するようになってから、若干いしきや感覚のフォーカスの当て方が変わってきました。
それを書きたいがためにコレを書いたのですが、続きは後で。