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 *心と体 [#z86d36a4]
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 2007-05-02 (水) 16:06:20
 
 puru
 
 下でリンクしていた2chのスレッドが、早くもdat落ち(過去ログ倉庫行き)になりました。
 >【脳】 脳は痛みを受けたことを想像するだけで、実際に痛みを受けた時とほぼ同じ活動を行う  群馬大学発表
 
 dat落ちする直前に別ソースの情報あり。
 -上毛新聞ニュース
 http://www.raijin.com/news/a/27/news01.htm
 
 こちらの記事は、先に挙げた朝日新聞、読売新聞より分かりやすいです。
 
  ●群馬大教授らが共同研究 「心の痛み」を解明  
   人間が心の痛みを感じたとき、脳の活動は身体的な痛みを受けた場合と同様の反応を起こすこ
  とが、群馬大大学院医学系研究科の斎藤繁教授と生理学研究所(愛知県岡崎市)の柿木隆介教授
  による共同研究で明らかになった。
  心も「痛い」と感じていることが科学的に証明された。
  心の痛みのメカニズムが解明されたことで、これまで治療方法を明確に打ち出せなかった心的外
  傷後ストレス障害(PTSD)など心の病やいじめ対策への将来的な応用が期待される。
  
   今回の研究成果は、大脳生理学の分野では世界のトップ級に位置する米国の脳科学専門誌「セ
  レブラル・コルテックス」五月号に掲載される。
  大脳生理学の研究者は同誌への掲載を目標とすることが多く、日本人研究者の掲載は珍しいとい
  う。
  群馬大では初めて。
  
   実験方法は、二十代の男性十人に痛みを連想させるため、注射をしている写真を見せて脳の活
  動の様子を調べた。
  脳の活動の活発化は、ファンクショナルMRI(機能的磁気共鳴画像装置)で血流変化を測定。
  花や緑の平和な風景写真を見たときと痛みの連想時との血流変化の差をみた。
  
   その結果、注射の写真を見た場合、実際に針を刺したときと同じ部位となる大脳辺縁系を中心
  に活動が活発化。
  本当に痛みが与えられたときと同様に「心が痛む」ことが証明された。
  
   大蛇や毒グモなど恐怖を感じる写真を見た場合には、痛みは感じていないことも分かった。
  
   うつ病やPTSDなど心の痛みは本人にしかわからず、ヒステリーや詐病と判断されるケース
  があり、説明のつかないことも多かった。
  そのため医師側も科学的、計画的な治療が行えないなどの弊害があった。
  
   心の痛みのメカニズムが解明できたことで、斎藤教授は「鎮痛剤から心理療法に切り替えるな
  ど治療方針も立てやすくなる」と患者へのメリットを説明する。
  
   このほか、いじめを打ち明けられない子供にいじめた子供の写真を見せ、反応を見るなどの応
  用についても「同様の効果が想像できる」(柿木教授)と期待を寄せている。
 
 この、「うつ病やPTSDなど心の痛みは本人にしかわからず、ヒステリーや詐病と判断されるケースがあり、説明のつかないことも多かった。」という記述から、これまでは
 -うつ病やPTSDを訴える患者の中には、ヒステリーや詐病であるケースも多かった
 -うつ病やPTSDに関して、特定出来る客観的診断基準がなかった
 
 という事になるのでしょうか。
 それが今回の研究により、
 -機能的MRI測定により、うつ病やPTSD等の心的トラウマ疾患の客観的診断が可能になった
 
 ということ、なのかな。
 なるほど。
 まずは正確な診断、はじめの一歩だけれど大きな一歩、なのでしょうね。
 などと、勝手に推測してますが。
 もしそうだとしたら、朝日新聞、読売新聞ともに、めっちゃ分かりにくい記事だ。
 ----
 
 2007-05-02 (水) 11:01:27
 
 puru
 
 昨日の朝日新聞に「写真見て連想…痛い! 脳内メカニズム解明」という記事が。
 -asahi.com: 脳内メカニズム解明 写真見て「痛い」 群馬大院教授ら - サイエンス
 http://www.asahi.com/science/update/0501/TKY200705010002.html
 
  脳内メカニズム解明 写真見て「痛い」 群馬大院教授ら
  2007年05月01日05時58分
  
   肉体的な痛みを連想させる写真を見ると、実際には痛くなくても脳は「痛い」と感じる――。
  群馬大学大学院医学系研究科の斎藤繁教授らが、人が痛みを感じるときに特徴的な脳の活動を発
  見し、米国の脳科学専門誌に発表した。
  味覚など他の感覚と比べて、痛みには感情の動きが大きく関与しているためらしい。 
  
   男子学生10人に、注射針が刺さった腕の写真を5秒間見せ、「痛み」を想像してもらった。
  この時、機能的MRI(fMRI)と呼ばれる装置で脳の活動を調べると、10人全員で、本当
  に痛みがあったときに興奮する側頭葉の一部などが興奮していた。
  この部分は情動をつかさどっているとされる。 
  
   一方、花畑や湖の「平和的」な風景写真を見せた場合は、視覚野しか反応がなかった。 
  
   傷が治った後でも痛みを訴え続けたり、心理的に強いショックを受けて「心が痛い」と訴えた
  りする患者がいる。
  しかし検査で異常が見つからず、痛み止めの薬なども効かないため、治療が難しい場合が少なく
  ない。 
  
   共同研究者の一人、自然科学研究機構・生理学研究所(愛知県)の柿木隆介教授らは痛みには
  感情の動きが深く関与している可能性を考えており、「今回の結果は、『心の痛み』に対する治
  療に役立つのではないか」としている
 
 
 調べてみたら、既に4/26読売新聞で報道されていたみたい。
 -【脳】 脳は痛みを受けたことを想像するだけで、実際に痛みを受けた時とほぼ同じ活動を行う  群馬大学発表
 http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1177644977/
 
  脳内でほぼ同じ活動 群大発表 
   群馬大学は26日、痛みを受けたことをイメージするだけで、実際に痛いと感じるのとほぼ同
  じ活動が脳内で行われていることが、自然科学研究機構生理学研究所(愛知県)との共同研究で
  わかったと発表した。
  研究成果は米国の脳科学専門誌「セレブラル・コルテックス」5月号に掲載される。
  同大などは、原因不明の痛みなどの解明や治療につながるとしている。 
  
   共同研究をしたのは、同大大学院の斎藤繁教授(麻酔神経科学講座)と、同研究所の柿木隆介
  教授(感覚運動調節研究部門)。
  20歳代の男性10人に、注射する場面の写真を見せて痛みを想像させ、脳内の活動を機能的M
  RI(磁気共鳴画像装置)で撮影したところ、体の痛みとほぼ同じように、大脳内などの10か
  所程度の部位が、同時に活動していた。 
  
  けがが完治した後でも痛みを訴えるケースや、心的外傷後ストレス障害(PTSD)などは、こ
  れまで治療が困難だったが、記者会見した斎藤教授は、「(今回の研究で)痛みのメカニズムを
  解明でき、治療を科学的にデザインすることが可能になる」と説明している。 
  (2007年4月26日 読売新聞) 
  群馬 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 
 
 上のリンクは2chなので、その内消えるかも知れないのでメモしておくことに。
 ちなみに、読売新聞のサイトには過去ログはない模様。
 
 しかし、朝日新聞、読売新聞、いずれも、
 -痛みを受けたことをイメージするだけで、実際に痛いと感じるのとほぼ同じ活動が脳内で行われている
 -機能的MRIで確認
 
 ということだけしか報道されていないですね。
 この結果が、何をどのようにして
 -治療を科学的にデザインすることが可能になる
 
 のかは、まったく分かりません。
 気になる……。
 
 ところで、先日のTBS「CBSドキュメント」で2006年11月に放映されたCBS「60Minutes」を紹介していました。
 内容は、β遮断薬プロプラノロールを用いることで、心的トラウマ体験の記憶から喚起される情動的苦痛を消すというもの。
 いまだに試験段階ではあるとしているものの、その可能性は非常に興味深いです。
 
 以下でその番組が見られますが、今日は広告しか出て来ません。
 昨日は番組も見れたのですが。(何故だろう)
 -Memory Drug ...on 60 Minutes; Exclusive Video Only on Yahoo! News
 http://60minutes.yahoo.com/segment/21/memory_drug
 
 
 また、以下のページには、番組と同様な研究内容の記事(2005年8月)があります。
 -いきいき健康 NIKKEI NET
 http://health.nikkei.co.jp/hsn/hl.cfm?i=20050804hk001hk
 
   PTSDの発作で極度の恐怖を感じる際には、カテコールアミン(アドレナリン)と呼ばれるホルモ
  ンが放出される。
  プロプラノロールなどのβ遮断薬は、カテコールアミンが作用する細胞の受容体(ベータアドレナ
  リン受容体)の一つを遮断することによって、記憶に起因する恐怖を軽減させる働きをもつ。 
 
 「交通事故とPTSD」という論文にもプロプラノロール投与試験内容が紹介されています。
 -[[交通事故と PTSD 松岡 豊(まつおか ゆたか)>http://72.14.235.104/search?q=cache:OFydhaT1zDgJ:square.umin.ac.jp/matsuoka/MVA%2520and%2520PTSD.pdf+%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%8E%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB+%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9&hl=ja&ct=clnk&cd=14&lr=lang_ja]]
 
 上記リンクの論文は、とても読みやすい文章。
 特に、終盤の章「PTSDの治療」には共感します。
  薬物療法や精神療法を通じて患者と治療者が目指す心的トラウマからの回復とは、「心的トラウマ
  体験を忘れることではなく、外傷性記憶が通常の記憶のネットワークのひとつになること」と言い
  表すことができるであろう。
  外傷性記憶とは、対処できないほどの圧倒的な出来事を経験したために、出来事の時の五感、感情、
  認知、思考がまるで冷凍保存されたように残ってしまうものを言う。
  それは非常に鮮明で、思い出すと苦痛なもので、言葉で説明するのが難しい、という特徴をもつ。
  症状や不適応をもたらすこの外傷性記憶を、いかに少ない苦痛で安全に処理するかが治療の要諦で
  ある。
 
 記憶とそれに固着した情動、とある出来事や状況に誘発されて生じる情動。
 PTSDならずとも興味深い現象です。
 
 という訳で、群馬大大学院教授の研究内容の詳細が知りたいっす。
 ----
 
 2007-04-17 (火) 10:12:16
 
 puru
 
 友だちから「何か電磁波対策はしてますか?」という質問が。
 そいえば、いち時期、電磁波測定器を購入してパソコン周りの電磁波を調べてみたりもしました。
 
 治療でもプライベートでもたまに使用している「パワーオイル」ですが。
 その製造元が電磁波除去シールも出しています。
 (電磁波除去というかエネルギー浄化というか、まぁ、よくあるパワーグッズみたいなものでしょうか)
 で、そのシールをディスプレイの角に張ると、ディスプレイ周囲に楕円の範囲で出ていた電磁波が減少し、場所によっては激減。
 楕円の範囲が狭くなり波形に。
 
 電磁波そのものや、その影響について確かなことはわかりませんが。
 エネルギーグッズやパワーグッズは嫌いではないので、そのシール、電化製品や家の要所要所に張ってます。
 
 ところで、パソコンやディスプレイですが。
 仕事の合間や暇な時は、ほとんどディスプレイの前にいることが多く。
 当初は目が疲れることが多かったです。
 そこで取った対策。
 
 -ディスプレイを「見る」のではなくて、「眺める」。
 --「見」ようとすると、意識がディスプレイに「集中」し、体の動きとしては若干顔が前に出、後頭部が縮んでいます。
 目がディスプレイの中の文字や絵を捕まえに行っている、そんな感じ。
 --「眺め」ていると、視野にはディスプレイ周囲も入っており、ディスプレイ上の絵や文字が目に入って来る感じ。
 慣れないと、すぐ絵や文字を捕まえようとし、ディスプレイに「集中」しがち。
 なので、気がついたら後頭部や首の皮膚感覚を感じるようにする。
 うまく感じられない時は、実際にその部を手で触れて感覚を呼び起こす。
 
 -ディスプレイ脇に観葉植物
 --ディスプレイ脇、視野の中に観葉植物が入るように並べておく。
 電磁波カットが得意な観葉植物もあるらしいですが、よくわからないです。
 視野に植物が入っているのは、目が嬉しいです。
 
 -散歩
 --朝の散歩は、ディスプレイで固着した目の焦点を散らすのに最適。
 特に、大好きな鳥たちを眺めるのはものすごく効果的で、散歩後の目の感じの変化が実感出来ます。
 
 -体を感じる
 --ディスプレイ上世界に長く浸っていると、それだけ思考世界に浸っていることになります。
 感覚の世界から乖離した状態。
 なので、思考世界に浸っていた分だけ感覚世界に戻りたくなります。
 いくつかの軽いストレッチをしたまま、呼吸につれて膨らんだり縮んだりする体全身の感覚を味わいます。
 
 と、書いていて気づいたのですが。
 朝の散歩をするようになってから、体感覚に戻る時間が減って来ています。
 また、以前と同じくらい体感覚に戻る時間を持たなくては。
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