導引口訣鈔  ・導引口訣鈔(2) 養生按摩の訓


養生按摩の訓

左の足の小指の端より、本節京骨の上を訣わかち、
踵を摩して
跗上ふじょう(足の甲)大指の方へかけ然骨(舟状骨)の上を摩で、
足心湧泉にかけて解き、
外踝絶骨より三陰交へすじかいに摩で、底に滞りあらば骨ならば砕き、筋の変をばさすり摩で、
脛骨の中をすじかいに摩で、
三里の上邪骨を砕き、
膝蓋を砕き、
股へ上り陰市よりすじかいに摩で、
真中の胃経をくつろげ、
風市より胆経の環跳摩で、
横骨(恥骨弓上際)の末より腰骨腹にまわり、肉を分かち結ぼれを解き、
亀の尾(尾骨)の先より腰眼の穴けつあばらにかけて摩で、肌を解き、
二十一の脊骨より二行通り、肋あばら先を解かし、
前にかかって摩で、
痞根、日月の位より結ぼれを解きて、
十三あたりの椎の骨より二行通りの肉を解き、
前は乳中、乳根の位を按摩し、
十一の椎より(是より上へ摩す)二行通りにかけ督脈を大椎の端まで摩で、骨をゆるやかにし、
九十の兪(肝兪、胆兪)より大腸経の肩髃を摩で、肩骨の先を砕き(肩骨長くは念を入りたく)、
腋下にまわし、肩骨のはずれ七の兪よりすじかいに二行通りの肉を砕き、
肩髃にかかり欠盆をくつろげ、肩骨を摩でて、
髆上(俗に二の腕と云)を摩し、


図解1


douin0012.jpg
 
1.左の足の小指の端より、本節京骨の上を訣(わか)ち、
2.踵を摩して
3.ふじょう(足の甲)大指の方へかけ然骨(舟状骨)の上を摩なで、
4.足心湧泉にかけて解き、
5.外踝絶骨より三陰交へすじかいに摩で、底に滞りあらば骨ならば砕き、筋の変をばさすり摩で、
6.脛骨の中をすじかいに摩で、
7.三里の上邪骨を砕き、
8.膝蓋を砕き、
9.股へ上り陰市よりすじかいに摩で、真中の胃経をくつろげ、
10.風市より胆経の環跳を摩で、



図解2


douin002.jpg
 
11.横骨(恥骨弓上際)の末より腰骨腹にまわり、肉を分かち結ぼれを解き、
12.亀の尾(尾骨)の先より腰眼の穴(けつ)あばらにかけて摩で、肌を解き、
13.二十一の脊骨より二行通り、肋あばら先を解かし、
14.前にかかって摩で、痞根、日月の位より結ぼれを解きて、
15.十三あたりの椎の骨より二行通りの肉を解き、
16.前は乳中、乳根の位を按摩し、


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