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参考
「導引口訣鈔」 (京都大学電子図書館)
・「導引口訣鈔」大黒貞勝/編著 谷口書店
・「按摩技術に関する歴史的考察―近世における三文献から―」和久田哲司
・「江戸時代按摩手技の文献的考察」長尾榮一

ここで図解化しているのは、ほんの一例です。
手技方法や手技の流れは他にも解釈出来ます。

図解1

douin001.jpg
 
1.左の足の小指の端より、本節京骨の上を訣(わか)ち、
2.踵を摩して
3.ふじょう(足の甲)大指の方へかけ然骨(舟状骨)の上を摩なで、
4.足心湧泉にかけて解き、
5.外踝絶骨より三陰交へすじかいに摩で、底に滞りあらば骨ならば砕き、
  筋の変をばさすり摩で、
6.脛骨の中をすじかいに摩で、
7.三里の上邪骨を砕き、
8.膝蓋を砕き、
9.股へ上り陰市よりすじかいに摩で、真中の胃経をくつろげ、
10.風市より胆経の環跳を摩で、



図解2


douin002.jpg
 
11.横骨(恥骨弓上際)の末より腰骨腹にまわり、肉を分かち結ぼれを解き、
12.亀の尾(尾骨)の先より腰眼の穴(けつ)あばらにかけて摩で、肌を解き、
13.二十一の脊骨より二行通り、肋あばら先を解かし、
14.前にかかって摩で、痞根、日月の位より結ぼれを解きて、
15.十三あたりの椎の骨より二行通りの肉を解き、
16.前は乳中、乳根の位を按摩し、



図解3


douin003.jpg
 
17.十一の椎より(是より上へ摩す)二行通りにかけ督脈を大椎の端まで摩で、
   骨をゆるやかにし、~
18.九十の兪(肝兪、胆兪)より大腸経の肩ぐうを摩で、
19.肩骨の先を砕き(肩骨長くは念を入りたく)、
20.腋下にまわし、
21.肩骨のはずれ七の兪よりすじかいに二行通りの肉を砕き
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