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 このページは、按摩その他についての雑記を残すページ。~
 メモ程度のもの、未整理なもの等、一時保管場所。~
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 #contents
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 *あん摩・マッサージ・指圧とは 〜その他民間療法との違い〜 [#u2f15900]
 日本国では、医師免許を取得した者以外の医療行為を禁じています。~
 ですが、「柔道整復師」、「あん摩・マッサージ・指圧師」、「はり師」、「きゅう師」に関しては、それぞれの免許を取得した上での医業類似行為を行うことが認められています。
 *2006.4.1「7者協開催 国会請願へ運動本格化」 [#h5883af8]
 月いち程度更新の「[[株式会社 医道の日本社 ニュース>http://www.idononippon.com/news/]]」に。~
 こんなニュースが。~
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 「柔道整復師」、「はり師」、「きゅう師」については、その業務内容、手技(施術方法)がかなり明確ですし、一般の人でもその分類は容易だと思います。~
 ですが、近年、美容やリラクゼーションを提供するサービス業や様々な民間療法が増加し、「あん摩・マッサージ・指圧」業とその他のサービス業を見分けるのが難しくなっています。~
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 **あん摩・マッサージ・指圧 [#e9fe6c66]
 >以下はフリー百科事典『[[ウィキペディア(Wikipedia):http://ja.wikipedia.org/wiki/]]』より引用。
 -あん摩
 --按摩(あんま)とは、なでる、押す、揉む、叩くなどの手技を用い、生体の持つ恒常性維持機能を反応させて健康を増進させる手技療法である。
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 -マッサージ
 --マッサージ(massage)は、直接皮膚に求心的に施術することにより主に静脈系血液循環の改善やリンパ循環の改善を目的にした手技療法である。
 ~
 -指圧
 --指圧(しあつ)とは指圧という名の通り母指又は四指で押圧することを中心として圧反射により神経・筋に対して作用させることを第一義とした手技療法である。
 - 2月2日、あはき等法推進協議会(7者協)が東京都・四谷の全鍼師会会館で開催された。今回は、あはき法及び関係法令の改正を求め、今通常国会にて7団体で国会請願をすることを決めた。~
  7者協は「無免許マッサージから国民を守る」ための運動を進めてきた。全国の都道府県師会から出された「あはき等に関する法律及び関係法令の遵守と違反者取締りの徹底を求める請願」が46都道府県議会で採択され、33都道府県議会から提出されている国会と厚生労働省等への意見書の成果が実るかたちとなる。~
 
 ~
 >上記の解説が一般的、教科書的解説だと思われますが、こういった解説を読んでみても「あん摩」「マッサージ」「指圧」、それぞれの違いは分かりにくいです。~
 そして、「あん摩」「マッサージ」「指圧」それぞれの違いが分かりにくいばかりではなく、医業類似行為として定められている「マッサージ」と、その他民間療法で行われている各種「○○マッサージ」「○○式マッサージ」との違いがどこにあるのか、または違いがないのかも分かりません。~
 
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 "「無免許マッサージから国民を守る」ための運動"とは何なのだろうか。~
 無免許マッサージとは何を指し、そもそも守られるべき国民たちは、今現在どのような危害、弊害に晒されているのか。~
 それは。~
 是非とも、お願いだから、何としても。~
 明確に、具体的根拠を提示して欲しいのです。~
 ぼくも含め、一般国民の多くは、そんな危機感なんて微塵も感じてないですから。~
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 つづく~
 西洋医学的基礎医学の知識の有無(=あはき柔免許所持)は、果たして本当に人の健康に害を及ぼすか否かの指標になるのか。~
 「んなこたぁ〜、ないでしょ」というのが個人的意見なのですが。~
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 様々な手技療法や民間療法を。~
 国家公認の医業以外に選択的に受療可能な社会って、素敵だと思いませんか。~
 世界に誇るべき視覚障害者教育&職業確保システムたる「按摩」免許制度は死守せねばなりませんけど。~
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 *マッサージ業 [#f0dbcaa5]
 某巨大掲示板に書き込んだlog。
 **2006/01/11(水) 21:43:08 [#a81e1ba5]
 多くの手技療法、民間療法を違法だとしたい人々は。~
 一体どういった動機からそうしたいのでしょうか。~
 ぼくは、あはき免許を持ってはいますが。~
 それら手技療法や民間療法を生業とする人たちと、同じ道を歩いている仲間だと思っています。~
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 >……略……~
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 エステなんぞは手技的にはオイル・マッサージそのものだし、巷の治療院でいわゆる「マッサージ」と称しているものはコテコテの「按摩」がほとんで、手技的にはエステこそが「マッサージ」。~
 それでもエステは社会通念上、というか国や行政の扱い自体がサービス業という現状。~
 タイ古式マッサージもアロママッサージも民間療法の範疇に入るであろうし、「マッサージ」を医業類似行為に含めていること自体、現状ではかなり無理があるように思うのだけれど。~
 *自行按摩 -独り按摩- (養生訓より) [#fe143c57]
 ~
 **2006/01/11(水) 22:11:17 [#z54727bf]
 貝原益軒著「養生訓」第五・五官には、いくつか自行按摩が掲載されています。~
 かなり実用的、効果的なので、近々図解化または写真、欲をいえば動画化したいな、などと考えていますが、取り敢えずここにピックアップしておくことに。~
 中村学園に養生訓原文テキストが掲載されています。[[中村学園・養生訓>http://www.nakamura-u.ac.jp/~library/kaibara/yojokun/index.htm]]~
 ~
 >ところで、昭和22年に公布された「あはき柔営業法」が今の「あはき師等に関する法律」にそのままスライドした訳だけど。~
 その当時、「マッサージ」を業としていた人はどれくらいいたのかね。~
 ぼくが鍼灸学校に通っていた当時でさえ、手技的に「マッサージ」を専門にしていたのはスポーツマッサージの他はエステくらいだったと思うのだが。~
 ~
 終戦、GHQ、国会設立という時代背景で、西洋医学的「マッサージ」を取り入れることで、何とか近代国家としての体面や心意気を示すための、実状にそぐわない勇み足だったのではないかと思ってみたりする。~
 それが、21世紀まで問題を残すはじまりだったのではないかと。~
 按摩にも、江戸期の専業から現代の職業保護等いろいろ問題があるのだが。~
 個人的短絡的には、医業類似行為は「はり」「きゅう」「指圧」にしてしまえばスッキリすると思うのだけれど。~
 -凡(そ)朝は早くおきて、手と面を洗ひ、髪をゆひ、事をつとめ、食後にはまづ腹を多くなで下し、食気をめぐらすべし。~
 又、京門(第12肋骨部)のあたりを手の食指のかたはらにて、すぢかひにしばしばなづべし。~
 腰をもなで下して後、下にてしづかにうつべし。~
 あらくすべからず。~
 もし食気滞らば、面を仰ぎて三四度食毒の気を吐くべし。~
 ~
 
 上記のみ第二・総論下。~
 以下は第五・五官。~
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 と、書き込んだのですが、一日経ってもレス無し。~
 スルーですかねぇ。~
 ていうか、つまらない内容だったかしら。しょぼん~
 -凡(そ)一日に一度、わが&ruby(こうべ){首};より足に至るまで、惣身のこらず、殊につがひの節ある所、&ruby(ことごと){悉};く人になでさすりおさしむる事、各所十遍ならしむべし。~
 先百会の穴、次に頭の四方のめぐり、次に両眉の外、次に眉じり、又鼻ばしらのわき、耳の内、耳のうしろを皆おすべし。~
 次に風池、次に項の左右をもむ。~
 左には右手、右には左手を用ゆ。~
 次に両の肩、次に&ruby(ひじ){臂};骨のつがひ、次に腕、次に手の十指をひねらしむ。~
 次に背をおさへ、うちうごかすべし。~
 次に腰及腎堂をなでさする。~
 次にむね、両乳、次に腹を多くなづる。~
 次に両股、次に両膝、次に脛の表裏、次に足の&ruby(くるぶし){踝};、足の甲、次に足の十指、次に足の&ruby(うら){心};、皆、両手にてなでひねらしむ。~
 &ruby(これ){是};寿養叢書の説也。~
 我手にてみづからするもよし。~
 ~
 -導引の法を毎日行へば、気をめぐらし、食を消して、&ruby(しゃくじゅ){積聚};を生ぜず。~
 朝いまだおきざる時、両足をのべ、濁気をはき出し、おきて坐し、頭を仰(あおのき)て、両手をくみ、&ruby(むこう){向};へ張出し、上に向ふべし。~
 歯をしばしばたゝき、左右の手にて、&ruby(うなじ){項};をかはるがはるおす。~
 其次に両肩をあげ、くびを縮め、目をふさぎて、&ruby(にわか){俄};に肩を下へさぐる事、三度。~
 次に&ruby(かお){面};を、両手にて、度々なで下ろし、目を、目がしらより目じりに、しばしばなで、鼻を、両手の中指にて六七度なで、&ruby(じりん){耳輪};を、両手の両指にて挟み、なで下ろす事六七度、両手の中指を両耳に入、さぐり、しばしふさぎて両へひらき、両手をくみ、左へ引ときは、かうべ右をかへり見、右へ引ときは、左へかへりみる。 此如する事各三度。~
 次に手の背にて、左右の腰の上、&ruby(けいもん){京門};のあたりを、すぢかひに、下に十余度なで下し、次に両手を以、腰を按す。~
 両手の&ruby(たなごころ){掌};にて、腰の上下をしばしばなで下す。~
 是食気をめぐらし、気を下す。~
 次に手を以、臀の上を、やはらかに打事十余度。次に股膝を撫くだし、両手をくんで、三里(:膝頭の下)の辺をかゝえ、足を先へふみ出し、左右の手を前へ引、左右の足、ともに、此如する事しばしばすべし。~
 次に左右の手を以、左右の&ruby(すね){脛};はぎの表裏を、なで下す事数度。~
 次に足の&ruby(うら){心};&ruby(ゆせん){湧泉};の穴と云、片足の五指を片手にてにぎり、湧泉の穴を左手にて右をなで、右手にて左をなづる事、各数十度。~
 又、両足の大指をよく引、残る指をもひねる。~
 是術者のする導引の術なり。~
 閑暇ある人は日々かくの如す。~
 又、奴婢児童にをしへて&ruby(はぎ){脛};をなでさせ、&ruby(あしのうら){足心};をしきりにすらせ、熱生じてやむ。~
 又、足の指を&ruby(ひか){引};しむ。~
 朝夕此如すれば、気下り、気めぐり、足の痛を治す。~
 &ruby(はなはだ){甚};益あり。~
 遠方へ歩行せんとする時、又は歩行して後、&ruby(あしのうら){足心};を右のごとく&ruby(お){按};すべし。~
 ~
 少し動きがあったので、またカキコ。~
 -膝より下の、はぎのおもてうらを、人をして、手を以、しばしばなでくださせ、足の甲をなで、其後、足のうらを、しきりに多くなで、足の十指を&ruby(ひか){引};すれば、気を下しめぐらす。~
 みづからするは、&ruby(もっとも){尤};よし。~
 是良法なり。~
 ~
 **2006/01/13(金) 11:30:59 [#fe1359f3]
 >>867~
 >こんなんだから、事実上はマッサージが解禁になっちゃってるのと同じだよねww~
 -気のよくめぐりて快き時に、導引按摩すべからず。~
 又、冬月按摩をいむ事、内経に見えたり。~
 身を労働して、気上る病には、導引、按摩ともにあしゝ。~
 只身をしづかに動かし、歩行する事は、四時ともによし。~
 &ruby(もっとも){尤};飯後によろし。~
 &ruby(ゆせん){勇泉};の穴をなづる事も、四時ともによろし。~
 ~
 そうなんですよね、現状をそのままに見れば。~
 860で紹介したページを見ても、カイロや整体、タイ古式やアロマ等、国家資格のない業者を犯罪者よばわりしたり、無免許と揶揄したりするのは妥当ではありません。~
 現状で、それらを業とすることは何等問題はないのですから。~
 -髪はおほくつけづるべし。~
 気をめぐらし、上気をくだす。~
 櫛の歯しげきは、髪ぬけやすくしてあしゝ。~
 牙歯はしばしばたゝくべし。~
 歯をかたくし、虫はまず。~
 時々両の手を合せ、すりてあたゝめ、両眼をあたゝめのすべし。~
 目を明らかにし、風をさる。~
 よつて髪ぎはより、下額と面を上より下になづる事二十七遍、古人、両手はつねに面に在べしと云へるは、時々両手にて面をなづべしとなり。~
 此の如すれば、気をめぐらし、上気をくだし、&ruby(かおいろ){面色};をうるはしくす。~
 左右の中指を以、鼻の両わきを多くなで、両耳の根を多くなづべし。~
 ~
 スレタイの「あん摩マッサージ指圧師免許は、近々消滅する」は良いテーマだと思います。~
 多くの利用者にとって、既に国家資格保持のあマ指と他の民間療法の区別はないでしょうし、ぼく自身が利用者の立場になったとしても、国家資格保持業者を優先的に選択するということはないですし、逆に国家資格のない民間~療法を選択する場合の方が多いです。(既に意識からはあマ指免許は消滅しつつある)~
 一般利用者は状況に応じて幅広い療法の中から自由に選択可能な環境になり、国家資格保持者は他の民間療法業者との差別化を図るべく、知識や技術の向上に努めるべき時代になったということでしょう。~
 国家資格保持者には、他者批判をしたり国や行政に泣きついている暇はないです。~
 -五更におきて坐し、一手にて、足の五指をにぎり、一手にて足の心をなでさする事、久しくすべし。~
 此如して&ruby(あしのうら){足心};熱せば、両手を用ひて、両足の指をうごかすべし。~
 右の法、&ruby(ぬび){奴婢};にも命じて、かくのごとくせしむ。~
 &ruby(あるいはいう){或云};、五更にかぎらず、毎夜おきて坐し、此如する事久しければ、足の病なし。~
 上気を下し、足よはく、立がたきを治す。~
 久しくしておこたらざれば、脚のよはきをつよくし、足の立かぬるをよくいやす。~
 甚しるしある事を古人いへり。~
 &ruby(ようろうじゅしんしょ){養老寿親書};、&ruby(およびとうば){及東坡};が説にも見えたり。~
 ~
 **2006/01/13(金) 12:51:09 [#m9d02067]
 >蛇足ですが。~
 ~
 国が認める免許を取得するということは、国が免許する業を行うことが出来ると同時に、国が定めた制限や制約を受けることにもなります。~
 自ら望んで、自らの選択で、国が決めた枠の中に入るということです。~
 たまに、民間業者の広告はやりたい放題で、あはき免許取得者に広告の制限があるのは不公平だという意見を見掛けますが、免許を取得すれば制限があるのが当然です。(その妥当性を議論するのはまた別問題になりますが)~
 また、あはき免許取得者がカイロや整体、タイ古式、アロマ等民間療法を業務内容に入れたり宣伝するのは厳密には違法行為です。~
 あはき免許は、あくまであはき業に対する免許ですから。~
 この辺も免許取得者としては忘れずに意識していたいところです。~
 -臥す時、童子に手を&ruby(もって){以};合せすらせ、熱せしめて、わが腎堂を久しく&ruby(なで){摩};しめ、&ruby(あしのうら){足心};をひさしく&ruby(なで){摩};しむべし。~
 みつ゛から如此するもよし。~
 又、腎堂の下、&ruby(しり){臀};の上を、しつ゛かにうたしむべし。~
 
 ~
 あぁ、とてつもなくおっちょこちょいだったのが発覚。~
 ぼくが書き込んだスレッドの主旨を読んでなかったのです。~
 「あん摩マッサージ指圧師免許は、近々消滅する」というスレッドタイトルと、スレッド半ばからのlogを読んだだけだった。(゚ー゚*;;~
 *医療関連年表 [#i8996a6a]
 医療に関する歴史をおさらい中。~
 ~
 ちなみに、このスレッドの主旨は以下。~
 -明治元年 1868 神仏分離令
 -明治 6年 1873 憑祈祷狐下げ等の禁止
 --梓巫市子憑祈祷狐下等禁止(教部省第二号)第三十八号(明治6年1月)教部省~
 従来梓巫市子并憑祈祷狐下け抔と相唱玉占口寄等之所業を以人民を眩惑せしめ候儀、自今一切被禁止候、条於各地方官此旨相心得管内取締方厳重可相立事
 ---梓=梓弓。弓による祈祷、破邪。(鳴弦と同じか)~
 巫および市子=巫女。~
 狐下げ=稲荷下げ。
 -明治 7年 1874 「医制」発布
 -明治 7年 1874 禁厭祈祷をもって医薬を妨げること禁止
 --第百四十三号~
 禁厭祈祷の儀は神官僧侶の外不相成候処、平人にして神仏を敬礼するの余り従前の弊習に因り妄りに諸人の請求に応じ禁厭祈祷し、甚しきは神下げと唱え妄誕を造り、或は神仏の夢想と唱え薬剤を施し、又之を売り且病者へ薬法を指図する等の者有之哉に相聞え以之外之事に候、向後右体の所業致候者は勿論右に類似し神仏信仰を口実にして他人を誑惑し信施を受る等の者有之に於ては屹度所置申付候条心得違無之様可致事
 -明治11年 1878 「洋漢の脚気角力」事件 西洋医学vs皇漢医学
 -明治15年 1882 祭祀と宗教の分離 国家神道成立
 -明治15年 1882 「禁厭祈祷は医師診断施療中の者に限る」達
 -明治16年 1883 医師免許規則、医師開業試験規則が制定
 -明治18年 1885 「入歯歯抜口中療治接骨取締方」発布(接骨の禁止令)
 -明治39年 1906 「医師法」「歯科医師法」制定
 -明治44年 1911 「按摩術営業取締規則」「鍼灸術営業取締規則」制定
 -大正 9年 1920 内務省令・按摩術営業取締規則改正により、柔道整復師の身分確定
 -昭和 5年 1930 警視庁「療術行為に関する取締規則」
 --第一条 本令に於て療術行為と称するは、他の法令に於て認められたる資格を有し、其の範囲内に於て為す診療又は施術を除くの外、疾病の治療又は保健の目的を以て光、熱、器械、器具其他の物を使用し、若しくは応用し又は四肢を運用して他人に施術を為すを謂う
 -昭和20年 1945 敗戦
 -昭和21年 1946 日本国憲法公布
 -昭和22年 1947 「あん摩・はり・きゅう、柔道整復術営業法」制定
 -昭和45年 1970 柔道整復師法施行令
 ~
 >>現在国家免許のあマ指師免許は、数年後には消え去る可能性が大きい。~
 *メモ [#aa75dc63]
 2006-02-22 (水) 08:47:51~
 ~
 根拠としては、次のように進む。~
 今朝見た夢。~
 夢分流(腹診&打鍼が特徴の流派)の先生と技術交換する夢。~
 「ぼく、鍼は興味ないですからいいですよ」と断るも、かなりしつこく親しげにつきまとわれる。~
 断りつつ、内心少し興味を持ちはじめる、という夢。~
 ~
 -整体師(マッサージもどき)など無免許者を乱造しているのが、ほとんどの場合マッサージ師による。某整体学院の会長初め、多くの整体学校の関係者がマッサージ師。
 -無免許を生み出しているのがマッサージ師によることで、あマ指師免許の信頼性が損なわれていく。
 -信頼性が低下したあマ指師免許に対して、無免許者の多くから、あマ指師免許を不要なものだとして廃止を求める運動が起こる。
 -無免許者の団体による政治献金の力によって、あマ指師免許の廃止が決定される。
 -その結果、病院などから旧マッサージ師が追われ、保険も使用出来なくなる。
 
 按腹もあまり興味がなく、まして打鍼の夢分流なんかは、ぼくの守備範囲じゃないと思っていたけれど。~
 起きてすぐ「夢分流」で検索してみたり。(^^ゞ~
 ~
 >>マッサージ師にとって本当の敵は同業者内にいる事に気づかないと、あマ指師免許が危ない。~
 按腹や夢分流も、ちょっと勉強してみよかしら。~
 
 ~
 と。~
 なんともキテレツな主旨のスレッドだった訳です。~
 うわ〜、飛んでもない所に書き込んでしもうたのね、アタシってば。(*^^*ゞ~
 ~
 という事実が発覚したにもかかわらず、また書き込みを重ねるおっちょこちょいであります。~
 ~
 **2006/01/14(土) 08:57:06 [#b2d5b9fe]
 >スレタイのみと、logは中盤からしか読んでいなかった事実に今気付いた。~
 良いスレタイだと思ったのだけれど。~
 1 をはじめて読み、いくつか疑問。~
 ~
 > ・無免許を生み出しているのがマッサージ師によることで、あマ指師免許の信頼性が損なわれていく。~
 ~
 まず第一に、信頼性を損なうような、今生じている具体的弊害とは何だろう。~
 これは是非とも知っておきたい。~
 ~
 また、何らかの弊害を生む整体師を育成していると仮定して、該当する整体学校経営者の信頼性が損なわれたり責任を問われるのは理解出来るけれど、あマ指師免許の信頼性が問われるという根拠は何だろう。~
 仮に経営者が医師であれば医師免許及び医師法の信頼性が問われるということだろうか。
 ~
 ~
 ついでに疑問。~
 おそらくあはき師だと思われる人々が整体、カイロ等民間療法業者を目の敵にしているような書き込みを時々見かけるけれど、その理由や原因が何なのか、同じあはき師として興味あるところ。~
 ~
 **2006/01/14(土) 22:56:04 [#md618248]
 >
 >あマ指師の団体が「無資格者は悪い」といいつつ、一方で無資格者と結託する~
 >あマ指師に対する対処が出来ていないので、~
 ~
 この辺りの「無資格者と結託するあマ指師に対する対処」とは、具体的にはどのようなことに対する対処を指していますか?~
 あマ指が経営する整体学校または整体師と何か関係があるのでしょうか。~
 ~
 ちなみに、厚労省における分科会(05.10.3)で「資格を有しないであん摩マッサージ指圧業を行っている者が視覚障害者であるあん摩マッサージ指圧師の業を圧迫している現状が見られるため、対策の促進を厚生労働省に求める」という主旨で意見が提出されています。~
 無資格に関するあマ指団体の意見、要望はこのような主旨(視覚障害者の職業圧迫)が多いように思われるのですが、整体学校および整体師による弊害は不勉強の為良くは知りません。~
 (視覚障害者への職業圧迫に関しては、別に議論の余地があるとは思いますがここでは控えます)~
 もし整体学校および整体師による弊害に関して、社会的に影響があると思われる具体的な情報を知っている方があれば、是非ともお教え下さい。~
 ~
 **2006/01/14(土) 23:18:14 [#hf780dac]
 >
 >就学期間の著しく短い整体・カイロが業をおこなえば、事故などが起こりあマ指業界にも余波が来るということなんだろうけど、~
 ~
 これはよく見かける論理なのですが、果たして免許取得者の方が安全なのでしょうか。~
 ぼく自身は20数年前に鍼灸学校を卒業した者で、今の教育カリキュラムは知りません。~
 ですが、少なくても当時の教育カリキュラムで実施されている西洋医学的基礎医学を、どれだけの人が実感的に把握しているかはかなり疑問です。~
 多くの人の場合、あくまで受験用として記憶しただけだと思われ、実際の臨床に際して参考になっているのかははなはだ疑問です。~
 少なくても受験用の実技は、実際の臨床ではほとんど役に立ちません。~
 ~
 現在の日本における医業類似業者による医療過誤と民間療法業者による医療過誤との比較データがあれば、是非とも参考にしたいのですが。~
 ~
 **2006/01/14(土) 23:46:41 [#r7835a8a]
 >
 >多くの場合自己保身だろうね、~
 ~
 自己保身というのは想像出来ます。~
 が、それだとあまりに漫画的に分かりやす過ぎて、信じ難い気もするのです。~
 ~
 >その現われが新規参入あマ指師に対する圧力。~
 ~
 そんなことがあるのですか?~
 具体的なことを知りたい気もしますが……。~
 もし気が向いたらで良いですので、具体的なことをお知らせ下さればうれしいです。~
 *極私的按摩心得 [#ndafde9d]
 
 ~
 **2006/01/15(日) 10:25:30 [#o0f3c1f9]
 >
 >特に発展途上国的な地方(佐○県や青○県など)で見受けられます。~
 ~
 ぼくの故郷も入ってますか。~
 ともあれ、こういった事柄は社会的問題というよりは業界内の問題ですね。~
 何とかなくなってほしいものです。~
 -他者の体を操作したり、矯正しないこと。
 
 ~
 **2006/01/15(日) 10:42:13 [#qc530881]
 >
 >人件費を押さえる為に、学生に無資格でマッサージさせている接骨院も問題だろうね。~
 ~
 法的、原則的には問題なのでしょうが、慣習的には許容範囲なのではないかと思います。~
 今だにあはき柔業界には徒弟制度のなごりがありますし、インターン的システムとしては実際に有効だと思います。~
 ~
 ぼく自身、鍼灸学生だった頃鍼灸院に勤務し院内マッサージや出張マッサージをしていました。~
 臨床を行いながらの学校での勉強は、試験対策にとどまらない実感的な理解としてとても役立ちました。~
 ~
 >国家資格を取ると、同僚だった無資格マッサージ者を吊るし上げる。~
 ~
 これは社会的問題以前の、個人の品性が問われる問題ですね。~
 -自己と同様に尊厳を持つ相手の存在(体)には、謙虚に繊細に、尋ねるように触れることしか出来ない、という基本的原則を忘れずに。
 
 ~
 ~
 mixiの友だちとこの辺りのことをやり取りしている内に、と「ある事」を思い出しました。~
 「ある事」とは、おそらくかなり重要な事だとぼくには思われます。~
 というのも、あはき免許を取って十数年、数年前からあはき法のことを調べるまでは、その「ある事」のせいですっかり誤解していたのですから。~
 その誤解が明らかな間違いだと得心したのは去年のこと、厚労省の見解を見つけた時です。~
 ~
 ~
 **2006/01/15(日) 17:05:40 [#j269c60a]
 >
 >おそらくあはき師だと思われる人々が整体、カイロ等民間療法業者を目の敵にしているような書き込み~
 ~
 今思い出した、鍼灸学校の時に教わった医事法規。~
 「あはき免許を取得せずに手技療法を行うことは違法行為である。」~
 「金銭授受の有無にかかわらず、反復継続の意志を持って行えば、すなわちそれは違法行為である。」~
 このような内容だったと思う。~
 ~
 国や行政の対応が上記内容から乖離し過ぎているのを疑問に思い、いろいろ調べていると昭和35年最高裁判決に辿り着く。~
 「あはき柔師以外による医業類似行為を禁止処罰するのは、人の健康に害をおよぼすおそれがある業務行為に限局する」~
 そして、この判決を根拠とすると思われる平成15年に出された厚労省の見解。~
 「「整体治療」や「カイロプラクティック」については、その医学的効果について科学的評価が未だ定まっていないことなどから国家資格とはなっておらず、いわゆる民間療法として、人の健康に害を及ぼすおそれのない限度で施術を行うことが認められているも
 のです。」~
 ~
 もちろん鍼灸学校ではこの昭和35年の最高裁判決については触れもしません。~
 結果、多くのあはき免許取得者が免許を有しない民間療法業者を違法行為者として認識するよう洗脳されたのではないか。~
 あはき学校の教育内容も問われるのかも知れません。~
 ~
 ~
 ~
 *疑問メモ [#pd094336]
 いろいろ書いていて、やっぱり疑問。~
 「あん摩・マッサージ・指圧」の中の「マッサージ」って、そもそも何を指していたんだろうか。~
 「あん摩」「指圧」は、疑問の出しようもなく、あマ指法が公布される以前から日本ではトラディショナルな療法。~
 その点、「マッサージ」は明治になってはじめて輸入され、昭和22年(あマ指法公布)時点でもそれほどポピュラーではなかったであろう技術。~
 ~
 実際、現在の日本で。~
 「あん摩・マッサージ・指圧」師免許を持っている人々の中で。~
 明らかに「マッサージ」という技術を施術している人は、どの程度いるのだろうか。~
 ~
 これは単に、ぼくのマッサージ関連の知識不足だと思われるのですが。~
 今思い付くのは。~
 スポーツマッサージくらいです。(^^ゞ~
 ~
 ここで注意して欲しいのは、技術的に「マッサージ」とされるのは、上でウィキペディアから引用したように。~
 「マッサージ(massage)は、''直接皮膚に''求心的に施術することにより」~
 の''直接皮膚に''が最も重要なポイントになります。~
 マッサージの最大の特徴は、直接皮膚に働きかけることであり、その際にタルク(パウダー)やオイル等の潤滑剤を介在させることが多いことです。~
 ~
 この原理原則を理解していれば、技術的、手技的に、それが指圧であるか按摩であるか、マッサージであるかは、容易に分類出来ます。~
 もちろん、按摩や指圧は原則として衣服の上から行うのが基本ですが、応用として皮膚に直接行うことも可能であり、マッッサージとても原則として皮膚に直接働きかけるのが基本ではありますが、衣服の上からでも施術することは出来、それでもその基本的な施術方法からの応用になる訳であり、手技的特徴は同じままになります。~
 (あぁ、何だか息切れする文章だ。(^^;)
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 ともあれ、疑問点を。
 **あマ指法公布当時にターゲットとしていた「マッサージ」とは [#b0c68e41]
 **現在の日本での「マッサージ」業とは、具体的に何? [#t91eeb48]
 -操作、矯正しようと触れる時相手の体は身構える、という以前に、自身が身構えていることを理解する。
 
 -「私は、自身はおろか相手のことも体のことも、何ひとつ知りはしないのだ」。
 
 -知ること(体感的に)はそれだけで歓びであり、知らないということは歓びの源。
 
 -”触れる”ということは、身体的、心理的、エネルギー的コミュニュケーションであるということを忘れずに。
 
 -コミュニケーションとは、”知らない”が知り合うということ。
 
 -凝り、澱みは、”ほぐす”ものではなく、自ずと”ほぐれる”もの。
 
 -体の感覚が鈍く、または感覚なくなれば、その部は澱み、硬くなる。
 
 -体の感覚が目覚め、よみがえれば、その部は流れ、生き生きと柔らかくなり、繊細になる。
 
 -日常、気付いた時には全身の感覚を拡げよう。(施術中はいうに及ばず)
 
 -体は決して物ではなく、心が物質化したものであると感じてみる。
 
 -触れる密度は感覚の繊細さに左右され、触れる密度が増すほど周りを包む空間の密度も濃厚となり、同時に浸透度も増している。
 
 -密度、浸透度の濃密さは、触れられている対象の感覚回復度に直に影響する。
 
 -無垢なまま触れ、無防備さに安住すること。
 
 -防御や虚勢、権威性は、感覚を眠らせる格好の条件。
 
 *按摩覚書 [#l7f1db3f]
 -皮膚
 --皮膚や皮下組織の触感は、オイルやタルク(パウダー)を介在させると著しく感覚出来なくなる
 --皮膚に直接触れても感覚出来るが、衣服の上から、または日本手ぬぐいの上から触れた方が圧倒的に感覚しやすい
 --皮膚は自己と外界を隔てる最終地点
 --皮膚は自己と外界を繋ぐ入り口
 --外界に対して開いている皮膚や皮下組織について
 ---生き生きとして弾力があり瑞々しい
 ---振動や振幅が繊細で幅広い
 ---瑞々しさは蒸気のように体外に拡がっており、常に外界と感覚的に交流している
 --外界に対して閉じている皮膚や皮下組織について
 ---弾力がなく澱んでいる(触感は売っている食肉=死んだ肉に近い)
 ---振動や振幅が粗く狭い
 ---外界との交流、接点がなく、閉塞している
 
 ~
 某巨大掲示板の某スレッドで、整体師が何か問題を起こしているかのような書き込みがあるのですが、具体的に何かあるのだろうか?~
 む〜。~
 具体的な情報源でもあれば確認可能なのだけれど。~
 -指揉み
 --全身を開放した状態で行う
 ---全身がくつろいでいる
 ---特に身体内部に無駄な緊張が無く、中空であること
 ---リズミカルな揺れと共に、全身の皮膚が揺れているのを感じながら
 ---皮膚の揺れや感覚は、同時に皮膚を包む空間の濃度も感じられる
 ---脱力はしているが、大地から頭上まで身体の中心軸は通っている
 ---リズミカルな揺れと共に、身体内部の中心軸に沿って揺れの響きが、足底〜膝
 の内側〜骨盤底〜丹田〜鳩尾〜胸〜胸骨〜首〜頭蓋底〜眉間〜頭頂、と、下から順に感じられる
 --練習になると思われる瞑想、ワーク
 ---OSHOクンダリーニ瞑想(第1ステージの身体のシェイクは、ほぼ指揉みと同様な状態。クンダリーニ瞑想の自由で内発的なシェイクは、指揉みでは敢えて表現せずにフィーリングや体感覚として受容する。)
 ---OSHOチャクラ・ブリージング瞑想(各中枢への深く激しく呼吸は中心軸の体感を容易にする。また、呼吸に伴う情動の理解及び中枢位置の高さにより異なる意識状態の理解にも繋がる。)
 ---ゆる体操(高岡秀夫氏が開発したワーク。立った状態で、皮膚、筋肉、内臓、骨をゆるめる優れたワーク。全身の感覚開発に有効。特に軸タンブリングは、そのままひとりでの指揉みの練習に最適。)
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 **免許取得者の方が民間療法業者より安全か [#za607e68]
 これは、主に免許取得者側が主張する問題。~
 曰く、定められた専門的教育を受けていない民間療法(整体、カイロ等)の施術者は事故を起こす可能性が多い、というもの。~
 「うはは。んなこたぁ無いっすよ。」というのが私見ですが、それは後でゆっくり書きます。
 *按摩さんのいる風景・待合い所 [#z0e5042c]
 --[[ふるさと坂下−四ッ針検校>http://www.takenet.or.jp/~ryuuji/saka/furusato/211.html]]
 
 --[[明治年間流行唄>http://www.konan-wu.ac.jp/~kikuchi/kayo/meiryu.html]]
 >よさこい節(明治三年頃)~
 【本唄】土佐の高知の播磨屋橋で、坊さん簪(かんざし)を買ふを見た、ヨサコイ/\、坊さん簪買ふのはよけれども、按摩さん眼鏡を買ひに来た、コリヤヨサコイ/\。(安政五年)
 
 --ことわざ([[池上本門寺山主のことば>http://www.honmonji.or.jp/05topic/04sansyu/rireki/1409.html]])
 >「秋刀魚がでると按摩が引っこむ」~
 脂肪・カルシウム・ビタミンの豊富な秋刀魚を食べると、モリモリと活力が湧いてくる。いつもだったら按摩(マッサージ)さんに腰の一つも揉んで貰いたいところなのだが、秋刀魚のお陰で体調がよく、按摩さんを忘れるほどだ−と、いったところか。~
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 RIGHT:&size(11){[[HP「町の按摩さん」>http://tao.main.jp/anmasan/]]  [[「町の按摩さんblog」>http://anma.air-nifty.com/anma/]]  [[「キャラネティクス&チベット体操日記」>http://callanetics.seesaa.net/]]};
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hisanoyu dharmaya secondlife

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