このページは、按摩その他についての雑記を残すページ。~
メモ程度のもの、未整理なもの等、一時保管場所。~
~
#contents
~
~
*極私的按摩心得 [#ndafde9d]

-他者の体を操作したり、矯正しないこと。

-自己と同様に尊厳を持つ相手の存在(体)には、謙虚に繊細に、尋ねるように触れることしか出来ない、という基本的原則を忘れずに。

-操作、矯正しようと触れる時相手の体は身構える、という以前に、自身が身構えていることを理解する。

-「私は、自身はおろか相手のことも体のことも、何ひとつ知りはしないのだ」。

-知ること(体感的に)はそれだけで歓びであり、知らないということは歓びの源。

-”触れる”ということは、身体的、心理的、エネルギー的コミュニュケーションであるということを忘れずに。

-コミュニケーションとは、”知らない”が知り合うということ。

-凝り、澱みは、”ほぐす”ものではなく、自ずと”ほぐれる”もの。

-体の感覚が鈍く、または感覚なくなれば、その部は澱み、硬くなる。

-体の感覚が目覚め、よみがえれば、その部は流れ、生き生きと柔らかくなり、繊細になる。

-日常、気付いた時には全身の感覚を拡げよう。(施術中はいうに及ばず)

-体は決して物ではなく、心が物質化したものであると感じてみる。

-触れる密度は感覚の繊細さに左右され、触れる密度が増すほど周りを包む空間の密度も濃厚となり、同時に浸透度も増している。

-密度、浸透度の濃密さは、触れられている対象の感覚回復度に直に影響する。

-無垢なまま触れ、無防備さに安住すること。

-防御や虚勢、権威性は、感覚を眠らせる格好の条件。

*按摩覚書 [#l7f1db3f]
-皮膚
--皮膚や皮下組織の触感は、オイルやタルク(パウダー)を介在させると著しく感覚出来なくなる
--皮膚に直接触れても感覚出来るが、衣服の上から、または日本手ぬぐいの上から触れた方が圧倒的に感覚しやすい
--皮膚は自己と外界を隔てる最終地点
--皮膚は自己と外界を繋ぐ入り口
--外界に対して開いている皮膚や皮下組織について
---生き生きとして弾力があり瑞々しい
---振動や振幅が繊細で幅広い
---瑞々しさは蒸気のように体外に拡がっており、常に外界と感覚的に交流している
--外界に対して閉じている皮膚や皮下組織について
---弾力がなく澱んでいる(触感は売っている食肉=死んだ肉に近い)
---振動や振幅が粗く狭い
---外界との交流、接点がなく、閉塞している

~
*按摩さんのいる風景・待合い所 [#z0e5042c]
--[[ふるさと坂下−四ッ針検校>http://www.takenet.or.jp/~ryuuji/saka/furusato/211.html]]

--[[明治年間流行唄>http://www.konan-wu.ac.jp/~kikuchi/kayo/meiryu.html]]
>よさこい節(明治三年頃)~
【本唄】土佐の高知の播磨屋橋で、坊さん簪(かんざし)を買ふを見た、ヨサコイ/\、坊さん簪買ふのはよけれども、按摩さん眼鏡を買ひに来た、コリヤヨサコイ/\。(安政五年)

--ことわざ([[池上本門寺山主のことば>http://www.honmonji.or.jp/05topic/04sansyu/rireki/1409.html]])
>「秋刀魚がでると按摩が引っこむ」~
脂肪・カルシウム・ビタミンの豊富な秋刀魚を食べると、モリモリと活力が湧いてくる。いつもだったら按摩(マッサージ)さんに腰の一つも揉んで貰いたいところなのだが、秋刀魚のお陰で体調がよく、按摩さんを忘れるほどだ−と、いったところか。~

hisanoyu dharmaya secondlife

トップ   一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS