145-参-国民福祉委員会-3号 平成11年03月15日 ~

   ……略……

○沢たまき君

最後に、東洋医学のメカニズムの研究について伺います。

 提言の中で東洋医学の活用について要請をいたしております、あんま、マッサージ、指圧師、はり、きゅう、柔道整復師をリハビリテーションに係る指定基準の医療職に加えるべきだと思っております。

 アメリカでは病院での医療費と同じぐらいに民間での医療費が使われていると言われております。
アメリカのハーバード大学では、オルタナティブ・メディスンセンターというところでいわゆる代替医療センターがつくられていると伺っております。
これは、アメリカでも三人に一人が代替医療の医療所を訪れた経験があるという事実からだそうでございます。

 本来であれば、日本には東洋医学が最も身近にあるわけでございますので、率先してこの研究に取り組んでいただきたいと思いますが、厚生省としては取り組むお考えはおありでしょうか、おありでないでしょうか。


○政府委員(小林秀資君)

あんま、はり、きゅうなどの東洋医学は、我が国において西洋医学が定着普及している一方で、長く国民の間で受け入れられていると承知をいたしております。
一方、その効果の程度や作用機序には科学的な解明を待たなければならない点も多いと考えられるわけでございますが、今後こうした点の調査研究が進められることにより、医学全体の発展に資することになるものと考えております。

 厚生省の方では、厚生科学研究というまとまった研究費がありまして、いろんな先生方が自分で研究をしたいといって応募をされて、それを評価して、競争率は大分高いんですが、その中で研究の効果が認められるとか、または研究が後々に影響するものが大きいとかというような判定がされますと、それは国の方でも研究費は出すことができると、こういう仕組みがあるところでございます。


○沢たまき君

終わります。

 ありがとうございました。


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